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後輪タイヤ・チューブ交換の仕方②

こんにちは!!

それでは、前回(後輪タイヤ・チューブ交換の仕方①)に引き続き、後輪のタイヤ・チューブ交換を進めていきます。

前回は、車輪からホイールを抜き、車輪からタイヤ・チューブを外しました。
今回はそれを交換し、元に戻す作業となります。
それではスタートです!




【④タイヤをはめる】

このタイヤをはめるという作業には、何通りかのやり方や手順がありますが、今回は最も失敗しにくく傷の付きにくいやり方で行いたいと思います。


まず、新しいタイヤ・チューブを用意し、あらかじめタイヤの中へほんの少し膨らませたチューブを入れておきます。

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この際に、上の写真のようにタイヤのロゴとバルブ口が合っていると、とてもプロっぽい仕上がりになります。
ぜひやってみてください♪



そして、これを車輪へとはめ込むのですが、ここで注意点!!

タイヤはものによっては<ローテーション>と呼ばれる向きが設けられているものがあり、その場合はタイヤに表記がされています。

メーカーもその向きを想定した設計にしているため、それを逆に付けてしまうと排水性の低下や、路面抵抗の増加などが発生してしまいます。必ず確認をして下さい。


ちなみにシュワルベのマラソンというタイヤではこのような表記となっています。

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必ず<→>この向きで転がるようにして下さいということです。
なので、自転車に乗った際、この写真のタイヤ手前側が右側を向いているべきということになりますね。




これに注意しながら、あらかじめセットにしておいたタイヤとチューブを車輪にはめ込んでいきます。


前回書いたとおり、タイヤなどを外す際は必ずバルブの反対側からでした。
そして今回、タイヤ・チューブをはめ込む際はその逆、バルブ付近からはめていくことになります。

これには、後々チューブをタイヤとリム(車輪)の間に挟み込まないようにする意味もあります。


それに従って、まずはバルブをバルブ口へと入れてしまいます。

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バルブを入れただけで、この状態になりました。
もちろんスプロケット(歯車の山)が下になるように車輪を置いて下さいね!

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ではここから、下になっているスプロケット側のタイヤを、手ではめ込んで行きます。

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ここでも忘れてはいけないのが、必ず<左右均等>にやること。
右側を少しはめ込んだら、左側も同じくらいはめ込む…

これを怠ると、やはりチューブが極端にどちらかに引っ張られた状態になってしまいます。



タイヤにもよりますが、比較的ここではあまり力は使わず、すんなり下の写真のようにはまるはずです。

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では続いて、チューブをリムの上に乗せるという作業に移ります。


どういうことかというと、リム(車輪外周のタイヤをはめる部分)の断面を見ると<>のような形になっています。
現在その凹んだ部分に入っているのは、先ほどはめたタイヤの片側のみですね。
その部分に加えてチューブを乗せていくという作業です。


手順は先ほどと同じように、バルブ口から左右均等に手で押し込むだけです。

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すると、どうでしょう。


(チューブを乗せる前)

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(チューブを乗せた後)

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チューブが隠れたのが分かります。
とても簡単ですが、とても大事な工程です。


チューブが乗っているのが確認できたら、タイヤを全てはめ込んでしまいましょう。


これももちろんバルブ口から行いますが、その前にとても大事なワンステップ!!


飛び出ているバルブ口を必ず奥に押し込みながら、バルブ口付近のタイヤをはめ込んで下さい。

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これをしないと、固くしぼみにくいバルブ口周辺のチューブを、容易にタイヤと車輪の間に噛みこんでしまいます。



ではこの状態でバルブ口からタイヤをはめ込み、そのまま左右均等に手ではめ込みます。

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おそらく、やり方を大きく間違えない限り、この状態まではすぐに持っていけるのではと思います。

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しかしこのように、あと一歩というところで、バルブ口の反対側がなかなかはまらないことも多々あります。

ここでタイヤレバーを使ってしまう方がいらっしゃいますが、それは絶対に避けて下さい。
タイヤレバーは外すことに特化した工具なので、気を付けていても、はめ込む際に使用するとチューブやリムに傷を付けてしまうことが多くあります。
本当の最終手段として、タイヤレバーは使って下さい。



そんな時のちょっとしたコツ。

タイヤはゴムでできているので、多少なりとも伸び縮みします。
その特性を生かしてバルブ口から反対側へ向け、左右から手でタイヤを集めてあげるイメージでギュッギュと押していきます。

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すると、反対側に多少の余裕が生まれ、タイヤがはまりやすくなります。



もちろん、タイヤをはめ込む際の手そのものの動かし方のコツもありますが、これはまだまだ未熟な自分では文字に表現できないため、ここでは割愛させていただきます…(´;ω;`)





全てはまったら、念のためチューブが噛んでいないかチェックをしましょう。

はめ込んだ側のタイヤを外から押してあげて、チューブがそこに見えていなければOKです。
もし、チューブが見えている場合は、一度その周辺のタイヤをタイヤレバーで外して、再度はめなおして下さい。

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この写真ではチューブが顔を出しているように見えますが、あれはタイヤが引っかかるカギ型になっている部分なので、チューブは見えていませんね。

なお反対側はやらなくても大丈夫です。



続いてバルブ口付近はこのようにチェックします。

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2・3回バルブ口を中へ押し込み、戻すことができればチューブは噛んでいません。
特にこの部分の噛みこみはバーストの最も多い原因ですので、必ず確認をして下さい。


※ちなみに過信は禁物ですが、チューブが噛んでいるのは大抵の場合、バルブ口付近か最後にはめた部分なので、そこを重点的に見ておくのが良いと思います。





ではこれで、安全にタイヤがはまりました。

続いて空気入れですが、まずは少しだけ空気を入れます
軽い力で凹むくらいで一度止めます。



そして、その状態で必ず<リムライン>を合わせて下さい。

リムラインとは、タイヤの側面にあるこの赤い部分の凸のこと。

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決してその上の白線ではないのでご注意ください!!

※この白線などに合わせても、これは印刷されているものなので、必ずまっすぐになっているわけではないのです。。



よく自転車屋さんが、このスタイルで車輪を確認しているのを見たことがあるのではないかと思います。

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これは、手でクイックリリース(車輪を外す際に緩めたネジ)を持ち、車輪を回しながらリムラインがリム(車輪)と一定の距離にあることを確認しています。



つまりこういうことです。


これが正しい状態。

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これは少し中に落ち込んでいますね。

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これは出すぎています。

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これを回しながら確認するととても分かりやすくなります。




その上で、もし少し落ち込んでいたら、タイヤをはめた時のように手でぎゅっと押し上げて適正な状態にして下さい。(場合によってはかなり力がいる時もあります)

それでも戻らないときは、1度空気を抜いて、手で適正な位置に押し上げ、そのまま固定した状態再度空気を入れてみて下さい。

それでも戻らないときは、バーストしない程度に空気を満タンに入れて、空気圧で中から押し上げてもらいます。

しかし、それらの方法でも戻らないときは、車輪とタイヤの間に石鹸水を付けて滑りを良くするのも一つの手です。





では逆にタイヤが飛び出てしまっていた場合ですが、
その際は1度空気を抜き、手で適正な位置に押し下げて空気を入れましょう。

こちらのケースはほぼそれで解決します。


なお、先に確認をしたので有り得ないはずですが、万が一タイヤと車輪の間からチューブがプクーッと出ていた場合は、すぐに空気を抜いてください。バーストします。
普段見かける自転車など、たまにそうなっているものを見かけます。
とても危険ですので、特にご注意下さい。





ではここでリムラインもそろいました!
適正空気圧まで空気を入れましょう。


ちなみに適正空気圧は、基本的にはタイヤ側面に表記がされています。
(無いものもあります)

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私のタイヤの場合では、
barという単位(圧力の単位で1bar=100kpa)では、4.5~6.5。
psiという単位(圧力・応力の単位で重量ポンド毎平方インチのこと)では、65~95の中に空気圧を収める必要があります。




では空気入れで見ていきましょう。
私の空気入れで対応している表記はpsi(ほぼ同様ですが)。

なので、最少でこのくらい

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最大でここまで

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ということになります。



では、その間のどのくらいの空気圧が良いのか。
…それはその自転車を使用する用途や状況によって、人それぞれ異なります。


例えば、高空気圧のメリットは路面抵抗が少なくなり高速走行に向いていることですが、乗り心地は悪くなり、夏では中の空気が熱によって膨張しバーストの恐れもあります。

なので、スピードを求めるロードバイクには適しています。



対して、低空気圧では、乗り心地も柔らかくなり、路面への接地面が増えるので雨などでのグリップ性能も高まりますが、ペダルが重くなり、あまりに空気が少ないとリム打ちパンクの要因にもなり得ます。

今回、特にスピードは求めずマイペースに走りたい私はこちらですね。


もちろんその他、パンク修理などで古いタイヤをそのまま用いる場合は、その劣化度合いに応じて、さらに空気圧を下げていく必要が出てきます。。




ではちなみに、もしメーターの付いていない空気入れをお持ちの方はどうすれば良いのか。

その場合、1度お近くのサイクルショップで適正空気圧にしてもらい、その固さをタイヤの横から握って覚え、次回からそれに合わせていただくのが良いかと思います。

ただこれではあまり正確とはいえないので、特にロードバイクなどのより高圧な空気圧を要する場合など、基本的にはサイクルショップなどで、定期的かつ正確な空気入れをされることをお勧めします。







【⑤後車輪の戻し方】

ではここより、後車輪を自転車へ戻す作業です。



まずは、自転車を起こし、後ろ側を持ち上げたまま後ろから車輪をフレームの間へと入れていきます。

その際に、スプロケット(歯車の山)の最も外側(小さい側)に上のチェーンをかけ(緑丸)、ちょうど下のチェーンとの間に入るようにしましょう。

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その状態で、上に跳ね上がったままのテンションプーリーを手で下げてあげると、フレームが下へ落ち、後輪が元あった位置にスッと戻ります。

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車輪がしっかり元の位置に収まったら、続いてクイックリリースを締めて、車輪を固定しましょう。


ここでも時間短縮のワンポイント。

まずは、左側のレバーになっている部分を真横に立て、

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その状態で、反対側のネジが少し固くなるまで締めていきます。

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そうすれば、あとはレバー部分を締めるだけでちょうど良く固定ができますが、その前にここでとても重要なひと仕事。


必ず、最終的に自転車を前・後ろから見て、車輪が自転車の中心(下の写真の青丸の部分で確認できます)にくるようにセンターを取る作業を欠かさないでください。

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これを怠った状態で車輪を固定すると、車輪が左右に若干傾いた状態になり自転車のバランスが崩れ、必要以上のタイヤの摩耗や、ブレーキ利きっぱなしの原因となってしまいます。



さらに、そのセンター取りですが、もちろん車輪に歪みがないことが大前提。
もしも車輪を回した際、リム(車輪の外周)が10mm以上左右に歪んでいる場合には、まずサイクルショップなどでの調整もしくは交換をお勧めします。



それではセンター取りをしていきましょう。

自転車を直立させ、半締め状態のクイックリリースを左右握り、少し持ち上げ、地面に落とします。

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これを何回かすることで、車輪がしっかりエンドの奥まで入り、まともなフレームであればセンターが取れます。



※ただし、比較的安価な自転車ではフレームの精度が悪く、これではセンターが取れないため多少自分の手で車輪を左右にずらしセンターを取る方法が用いられます。

その際も同様、この青丸の部分などで中心に来ているか確認してください。

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※それでも物によっては、上の青丸の部分では左に、下の青丸の部分では右に…と、どう頑張ってもセンターにできないねじれたフレームもあります。
その場合は、上下青丸両方部分の平均の位置を取ってあげてください。




では、しっかりとセンターが取れたところで、最後に左側の立ててあったクイックレバーを倒し、締め込みます。

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しっかり奥まで締め込みましょう。

ちなみにクイックレバーの締めつけトルクはフレーム素材によって異なりますが、後輪はだいたい30Nm
これは、10cmの棒の先端を30kgの力で押し込むことを意味します。
緩いなと感じたら、もう少しネジを締め込みましょう。


なおこの際、必ずレバーが何かに引っかからないよう、前車輪のレバーは後ろに、後ろのレバーは斜め上前を向かせて倒しておくのがベストです。






長々とご説明いたしましたが、これにて後輪のタイヤ・チューブ交換、全ての工程が終了しました°+(*´∀`)b°+°

最後に念のため車輪を回し、ブレーキなどが擦っていないか、異音がしていないかなど最終チェックをしてください。




なお、今回はディスクブレーキでの作業だったため、車輪は簡単に入れ外しができましたが、リムで制動するブレーキ(Vブレーキやカンチブレーキ、キャリパーブレーキなど)の場合、それを解除or外す手順がさらに加わります。

どうしてもそこが分からない!…や、その他リクエストなどがあれば、どちらにでもお気軽にお伝えください。
マイペースですが、お応えできる範囲でお応えいたします!



それでは、また次回まで!

ご覧いただきありがとうございました+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚:.。+゚
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コメント

非公開コメント

Re: No title

こんにちは!
早速のコメントをどうもありがとうございます!!

やはり、毎度あれだけの記事を書かれているのは凄いなあと改めて思っています…笑

charioさんのミストラルはタイヤも細くなっていますし、余計に空気入れ気を使いますよね。。
でもオリジナルが良いですね!羨ましいです(*´﹃`*)笑

頑張ります!

No title

さすがは元自転車屋さんですね!
僕たちの知らない専門的な知識がしっかり掲載されていてとても勉強になります!

リムラインなんて知らなかったなぁ〜。

僕は空気入れの時にチューブを爆発させているので、それがトラウマに・・・。
7barあたりからいつもビクビクしています(笑)。

次回の記事、楽しみにしてます!!





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